こんにちは、中小企業診断士(登録予定)のヨシローです。
中小企業診断士1次試験は、例年8月の上旬ですので、ゴールデンウィークでちょうど残り約3ヶ月になりますね。
ゴールデンウィークは本番前にまとまった時間が取れる最後のタイミングになりますので、この期間を有意義に過ごすことで、合格に大きく近づくことができます。
今回はこれから中小企業診断士の1次試験を受験される方に向けて、ゴールデンウィークの過ごし方について紹介したいと思います。
有意義なGWになるように、ぜひ参考にしてください!
受験の申し込み
まずは最も重要な受験の申し込みです。中小企業診断士のHPを確認の上、必ず申し込みを忘れないようにしてください。
受験申し込みは、以下の3ステップになります。意外と時間がかかるので、まだ取り組めていない方は少しでも早く取り組みましょう。
入手方法は、郵送請求と所定場所での受け取りの二つの方法があります。
①郵送請求
各地域の一般社団法人中小企業診断協会に請求します。請求方法は、封筒に「中小企業診断士第1次試験案内請求」と明記の上、返信先を明記した返信用封筒を同封し郵送します。
郵送請求の場合、請求〜試験案内の郵送まで時間がかかりますので、お早めに請求することをおすすめします!
なお、令和4年または5年の1次試験において、科目合格された方には普通郵便で試験案内が郵送されます。ただし、受験をしても科目合格していない方には、郵送されないので必ず郵送の請求か所定の場所で受け取るようにしましょう。
②所定場所での受け取り
各地域の一般社団法人中小企業診断協会またはTOPPAN株式会社総合受付(東京)にて、受け取りが可能です。
私はGWの平日に有休を取得し、TOPPAN株式会社総合受付で受け取りました。受け取りは非常に簡単で、(GWだったためか)無人の総合受付に積み重なって置いてある試験案内をただ取るだけです。
特に、予約や当日受付などがないため、当日ふらっと立ち寄り家電量販店で商品カタログを取るような感覚で受け取りました。
近くに受け取れる場所があるようでしたら、直接受け取りをおすすめします!
受験案内のP9をよく確認の上、払込取扱票に必要事項の記入を進めていきましょう。
特に注意が必要なのは、試験科目の一部免除です。
令和4年度・令和3年度の科目合格者または他資格等保有者は一部試験科目を免除することができます。このタイミングで判断する必要がありますので、該当の方は免除を使うのかよく判断の上、記入ください。
個人的には得意科目であれば、他科目の点数をカバーできる可能性が高いので受験した方がいいと思います。
必要事項を記入できれば、すぐに郵便局で振り込みを行いましょう。振り込みの期限は、令和6年4月25日(木)~5月29日(水)です。
平日仕事をしている方はなかなか郵便局に行けない方もいると思います。そんな方々はATMでの振り込みもできますので、ぜひ活用ください!
ただし、ATMの場合は、必ず最初にご送金を選択し「払込書でのご送金」から手続きが必要になりますので、注意ください。
また、”試験案内に付いている受験申込書”で申し込みしてください。ゆうちょ銀行や郵便局備え付けの払込用紙による受験申し込みはできません。
振り込みが完了したら、勉強に戻りましょう!
私は操作が不安で、郵便局の窓口で申し込みを行いました。
時間があれば窓口で申し込んだ方が安心です。
現在地の確認
テキスト・問題集
まずはこれまでに解いてきたテキストと問題集を再確認しましょう。例えば、各科目のテキストや問題集の進捗具合や理解度などです。
私の場合、ゴールデンウィークの初日に、診断士ゼミナールから配布された各科目のテキストや問題集をパラパラとめくり、あとどれくらい残っていのか?1周勉強し終わるのに何時間くらいかかりそうか?など確認しました。
当時は7科目のうち、経営情報システム、経営法務、中小企業政策が全く手をつけられておらず、毎日の勉強時間や復習の優先度など調整しました。
また気になる論点に時間をかけ過ぎてしまい進捗がいまいちであったことが分かりましたので、一度諦めてまだ勉強できていない科目の時間を優先的に取るようにしました。
まだ3ヶ月ありますが、ここで学習状況をしっかりと精査しておきましょう!
GWでの調整が上手いき、満遍なく勉強を完了できました!
過去問
既に過去問に手をつけられている人は、以下の2点を確認しましょう。
・何年分まで解けているのか?
・その理解度はどの程度なのか?
過去を解いた際に、ついつい点数が気になりますが、重要なことはどの程度理解しているかです。
間違えた問題は、なぜ間違えたのか?その解答プロセスを確認し、できるようになるまで何度も解くようにしましょう。
例年、直近数年の過去問から似たような問題が出されることがあります。そういった問題を解けるかが合否を分けるポイントになりますので、類題は絶対に解けるようにしましょう。
予備校の模試
予備校の模試を受験して、自身の理解度チェックを行うことも重要です。
GW期間に、LECのステップアップ模試やスタディングの合格模試などを受験した方は、過去問と同じように各論点の理解度を確認しましょう。
過去問を既に何度も解いている方は、答えを覚えてしまっていて、なんとなく正解してしまうことがあります。一方で、模試では全て初見問題になりますので、理解度をチェックできるいい機会です。
点数を見て終わりではなく、復習を丁寧に行いましょう。
復習して解けるようになるまでが模試です。復習を徹底的にやりましょう!
苦手な論点・科目の重点的な勉強
中小企業診断士の合格水準は、7科目平均60点以上かつ全ての科目で40点以上です。1次試験は絶対評価のため、合格への最大の敵は、苦手科目が足を引っ張らないことです。
特に、中小企業診断士試験合格者の話を聞いていると、1次試験の足切りによって多年度受験になった方をたまに耳にします。
1次試験は例年、難化科目と易化科目がありますが、苦手科目が難化した場合に足切りに引っかからないことがとても重要です。
もし、現時点で足切りになりそうな科目があるようでしたら、ゴールデンウィーク中に安定して足切り回避圏内(40~60)に入るレベルまで集中して取り組みましょう。
今後のスケジュールの確認
現在地の確認ができましたら、残り3ヶ月間でどのように勉強を進めていくか、スケジュールを立てましょう。
GWが終わると1次試験まで残り3ヶ月を切り、大きな連休もありません。落ち着いてスケジュールについて考えられる最後のタイミングとなります。
スケジュールは、定量的なチェックポイントを決めておくのがおすすめです。私の場合では、以下のような目標を設定しました。
- TAC出版のスピード問題集を○月○日までに○周する。
- 過去問を○月○日までに、○年分まで終わらせる。
- TACの1次公開模試で〇〇点以上取る。
また学習スケジュールに加え、予備校の模試受験も計画しましょう。本番前に一度似たような環境で試験することで本番当日に落ち着いて受験できます。
私は本番1ヶ月前のTAC公開模試を受けたおかげで、当日落ち着いて受験できました!
FAQ
最後に、この時期によく聞かれる質問について簡単に答えていきたいと思います。
まとめ
ゴールデンウィークはゆっくりしたくなりますが、診断士受験生はやることがたくさんあります。
特に、絶対にやらなければいけないのは受験の申し込みです。まだ申し込みができていない方は、今すぐに取り掛かることをおすすめします。
普段の疲れを癒しつつ、メリハリをつけて勉強を進めてきましょう!
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